2020年05月23日

寝せて撃つ その7 番外編

ホップパッキンまわりの物理とバレル内の運動計算シートをやっているのですが、
なかなかうまくいかず、まとまりません。

なので、
連休中にやった横に寝せて撃った時のことを。



前回は、外で右側だけに寝せて測定しましたが、風の影響があったりして。。。

今回は、室内で右左両側とも寝せてやってみました。




銃口の高さと


マトの高さを合わせて、狙線を水平に。




距離は銃口からマトまでを8.0mに。

スコープの光軸をレーザーレベルで確認

おっと、マト紙の上方が足りなかった。。



紙を足して。
レーザーとスコープの光軸オフセット、左右のブレはほぼオッケーです。
ただ、近すぎてサイドフォーカスが合わせきれてないのでピンボケです。
撃つときも視差が出て狙いにくいです。



そうして、
ホップ強さ2種について、
右に寝かしたものと左に寝かしたものを
銃の上向きを揃えて並べてみると

スコープ の狙点の56mm下に銃身の軸があるので、
着弾点はその銃身軸からの寸法となります。

ホップアップ量は右左でほぼ同じですが、
重力によるドロップ量が左右で10~14mm違っています。
(ホップ違いでドロップ量が違うのは初速が変わるため)

ということは、銃身軸が左右方向にブレている??



すると、
上下方向もあやしいので、
普通の向きと銃を逆さまに構えて撃って比べてみました。

上下では25mmほども差がありました(汗
(上下比較するためにはホップゼロにする必要があります。
が、ホップゼロというのは弾の保持位置がフリーということなので、タマポロ状態になっているときには初速が落ちてしまいます。
なので、結構難しいです。とくに逆さでかまえた時の体勢では厳しいです。)



つまりこれは、
重力というのはいつでもどこでも一定なものなので、
これを信ずるとすれば

スコープの軸線と銃身の軸線の平行のズレがドロップ量の差となって出てくる。

ということですかね。



銃身の軸のズレを考慮してドロップ量とホップアップ量を補正すると





スコープの光軸は
レーザーレベルを使ってレールに対して出しているつもり。

銃身はレシーバーのレールに対してまっすぐ付いているだろうという思い。

から、
スコープと銃身は平行なはずと思っていましたが


8m先では
銃身が右へ6mm、下へ12.5mm外れた方向を向いている
ということみたいです。

といっても、

銃身長 約60cmでは右へ0.45mm、下へ0.93mm

ということなので、
ちょっと見たくらいではわからないくらいのブレかなと思います。


んで、
これは 銃身を修正するんじゃなくて、レールを調整すればいいんではないかと。
(M40A3ではレシーバーにレールがボルトどめされているので)


追記ーーーーーーー
これは銃の素性を調べるためのことで、
精密狙撃銃を選別する方法を探ってみた実験です。
通常の実用範囲ではスコープをゼロインすれば済むことです。

なので、普通は、
ボクの銃曲がってる〜
ってことには気付かずに幸せでいられるということです。
  

Posted by C.A.M. at 09:01Comments(0)レーザーVFC M40A3弾道計算