2020年06月16日

弾速計の使い方 の6 そくてー1のかいせき

まだいろいろ問題点が残っていますが、
せっかく測定したその1のデータを見て、傾向をつかんでおきたいと思います。

測定値11点を平均しました。
弾速計の使い方 の6 そくてー1のかいせき
これより、
初速 81.47m/s
終速 66.23m/s @7.3m
着弾時間 97.9msec
(平均速度 74.6m/s)
となりました。


この初速 81.47m/sをもとに弾道計算すると
弾速計の使い方 の6 そくてー1のかいせき
終速は 67.63m/s
着弾時間は 97.5msecと
実験値よりも速度の落ちが小さく
着弾時間も早く計算されています。
(ここでは、センサーの細かい位置関係はとりあえず無視しています)

弾道計算では、
速度が落ちる要因は空気抵抗力によるものしかないので、

空気抵抗係数修正係数なるものをたてて、
空気抵抗力を1割増しにしてみます。

弾道計算では、
真球での空気抵抗係数を使っていますが、
BB弾はけっこうデコボコなので抵抗が大きいんかも。

弾速計の使い方 の6 そくてー1のかいせき
結構数値がビミョーになってきたのでセンサー位置、速度測定の概略位置修正など多少細かな修正を入れました。
銃口初速も初速弾速計の測定位置で測定値と一致するように多少大きい値にて弾道計算しています。



この結果を見ると、
計算着弾時間が測定した時間よりも長くなっているのに、
終速は測定値よりもまだ高いです。

終速を合わせようとすると修正係数はもっと大きくなり、着弾時間ももっと長くなってしまいます。
これはおかしい????




考えられるのは、
速度の絶対値が怪しい点。

時間の計測はマイコンのクロックによるので、けっこう正しいはずです。
でも、時間を測るためのセンサーが BB弾を検出するタイミングは、光の広がりや反射具合で結構ばらつく可能性があります。
センサ間の距離を時間で割って速度を求めていますが、
その検出のタイミングがずれるということは距離が変わるということなので、速度もずれてしまいます。



なので、
着弾時間を一致させる感じで合わせていった方が良さそうです。


修正係数1.1した時の弾道計算パラメータと軌跡
弾速計の使い方 の6 そくてー1のかいせき
ホップの影響を小さくするため弱めにしているためドロップ量が大きいです。



で、
一番最初に戻って。

測定値を平均しましたけれど、
個々のデータで見てみると
弾速計の使い方 の6 そくてー1のかいせき
初速と終速の関係がばらついているみたいです。
終速測定センサー側の精度が低いみたいです。

(着弾時間も同じセンサーで測っているわけですが、これは速度用のセンサー間隔よりも100倍ほど距離が長いため誤差が小さくなっています。
そのため、着弾時間と初速は関連が正しく出ているようです。 初速高=着弾時間短)

これは測定可能面積を広くしたために
センサーがBB弾を検出するタイミングも広くなってしまっているようです。
要改善!


ということで、そくてー〜かいせきの1はデータとしては無効です。
実験の練習にはなりましたけど。


つづく



同じカテゴリー(BB弾)の記事画像
0.28gの飛び方
0.43gの飛ばさせ方
BB弾に番号をふる
BB弾を均す!?
玉はまっすぐ飛べるのか?
KAZv3H まとうち
同じカテゴリー(BB弾)の記事
 0.28gの飛び方 (2024-04-05 17:31)
 0.43gの飛ばさせ方 (2024-04-04 08:23)
 BB弾に番号をふる (2024-03-24 11:18)
 BB弾を均す!? (2024-03-23 16:26)
 玉はまっすぐ飛べるのか? (2024-03-22 12:52)
 KAZv3H まとうち (2024-03-20 15:32)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。