2024年04月07日
S&T M40 リアルウッドの4 硬い押しゴム
前回、
一撃v2 Si50パッキンに交換しましたが、チクワ型押しゴムが柔らかすぎて、
低いホップ回転数しか出せなかったようなので、普通の硬さのチクワ型押しゴムに交換します。
抜き弾抵抗力
押しゴムが違うだけで
これほどに抜き弾抵抗力は変わります。
ホップ回転数撮影
全景
撮影する時は部屋を暗くします。
カメラのシャッターはリモコンで。
セルフタイマー2秒の後、シャッター音をたよりに引き金を引きます。
射った時のログ(日付、時刻、気温他環境データ、初速等)はタマモニロガーに記録されます。
こんな感じで6発を撮影。
ホップ回転数
0.28g
前回は200rpm弱まででしたが、
今回は370rpsくらいまで出ました。
ですが、初速の落ち込みが結構大きいです。
抜き弾抵抗力とホップ回転数のグラフ(右側)の方に前回のデータも重ねてみました。
ほぼ同一曲線状に載っているような感じです。
弾道を確認
測定値からカラス海岸さんのHPにて弾道をシミュレーションします。
クリック0 84m/sec 60rps。
完全にドロップ弾道。
クリック5 83m/sec 140rps。
まだドロップ弾道。
クリック10 80m/sec 235rps。
最大上昇量5cmほどで距離28m。
クリック12 78m/sec 260rps。
最大上昇量10cmほどで距離34m。
クリック13 77m/sec 280rps。
最大上昇量15cm強で距離39m。
クリック15 75m/sec 320rps。
最大上昇量40cmほどで距離46m。
クリック20 70m/sec 355rps。
最大上昇量55cmほどで距離49m。
クリック25 64m/sec 365rps。
最大上昇量40cm強で距離44m。
これは、ホップ回転は高くなっているのですが、初速が低いために、クリック15の時よりも飛ばなくなっています。
このセッティングで、0.28g使用時のクリック適正範囲は20までと言っても良いのかなと思います。
2024年04月05日
0.28gの飛び方
前回、0.43gのBB弾をどう飛ばせば良いのか?をシミュレーションしてみました。
そして
ホップは万能ではなくて、弱ければ落ちるだけ、
水平射ちだしではホップを強くしすぎても山なりになるだけで、上向けて射ってるのとあんまり変わらない。
俯角をつけてS字弾道にしても上下の振れ幅が大きくてフラットにはできない。
(S字は、マトの距離によって着弾高さが変化するので、狙点の補正が必要になる。 --> 弾道計算機能付き照準器が有効!)
というようなことがわかりました。
ここで、
じつはフツーの0.28gの玉の素性を知らないでいたことに気が付きました。(汗
0.28g BB弾の弾道についてシミュレーションしてみます。
まずは
VSRノーマルでの最大ホップ回転数220rps程度では、
今までの実験で、玉の重さが1.5倍になるとホップ回転数は1/√1.5 = 1/1.24くらいになるみたいです。← 妄想です。
30m地点でのドロップ量は3cmほど。
上昇量も3cm程度と上下の振れはほとんどなく、
30mまではフラット弾道と言っても良いのかな、と思います。
TM ノーマルVSR-G & TM 0.28gBB弾での想定使用範囲ということでしょうかね。
優秀な弾道だと思います。
でも、
これで満足できないのがチューナーというものです。
ここからは、
水平に射ちだした時に、射った高さに着弾するホップ回転数
をマト距離10mごとに探ってみます。
30m 225rps
40m 260rps
↓ 0.43gの時の40m 425rpmとくらべると(再掲)
0.28gの方が上昇分がすこしばかり大きいようです。
50m 300rps
上昇量は40cmほどもありますが、使いようによってはいけるのかな???
60m 360rps
上昇量が1.2mもあるので、すでに大砲のようです。
今までの実験で、現実に出せた最大ホップ回転数がこの辺りです。
(DE magpul PRO700 MIYA-VSR風パッキン & エレベーター平押しゴム)
70m 420rps
80m 480rps
もう、どこ行ったかわからないほどの鬼ホップなんでしょう。
これ以上ホップ回転を上げられても意味はないように思えるので、
次に
S字弾道にしてみます。
さきほどの60m 360rpsの弾道では、上昇量が90cm(1.2m - 射ち出し高さ0.3m)もありました。
これを1°俯角をつけて下向きに打ち出すと
下降量10cm、上昇量20cmにおさまるようになりますが、距離は50mほどまでとなります。
これだとちょっと上下の振れ幅が大きいので、
実践的には、ホップ回転数を300rpsとした時の、上下振れ幅15cm以内で40mまでのこのくらいなんじゃないかなと思います。
玉が軽い方が初速が高いので前半のホップの効果は大きくなって、上昇は大きくなり、
しかし後半は、空気抵抗によって速度の落ち方が大きくなり、またホップ回転の減衰(回転慣性力が小さい)も大きいはずなので、揚力は小さくなり落下しやすくなります。(ホップ自体の利き方も弱くなるし、飛翔時間が長くなるので重力落下量が大きくなる。)
(重力はつねに一定!!!!!なので)
ん?、
ということは、
前回0.43gは遠距離には向かないと思ったばっかりなんですが、
0.28gのほうがさらに遠距離には向かないみたいに思えました。
とすると、
やっぱり遠距離は重い玉のほうがまだマシなのかな???
追伸
”マトを狙って射つ” ということから検討してみた結果なので、
サバゲとか使い方によってはまったく違う見解になることもあるのではないかと思います。
そして
ホップは万能ではなくて、弱ければ落ちるだけ、
水平射ちだしではホップを強くしすぎても山なりになるだけで、上向けて射ってるのとあんまり変わらない。
俯角をつけてS字弾道にしても上下の振れ幅が大きくてフラットにはできない。
(S字は、マトの距離によって着弾高さが変化するので、狙点の補正が必要になる。 --> 弾道計算機能付き照準器が有効!)
というようなことがわかりました。
ここで、
じつはフツーの0.28gの玉の素性を知らないでいたことに気が付きました。(汗
0.28g BB弾の弾道についてシミュレーションしてみます。
まずは
VSRノーマルでの最大ホップ回転数220rps程度では、
今までの実験で、玉の重さが1.5倍になるとホップ回転数は1/√1.5 = 1/1.24くらいになるみたいです。← 妄想です。
30m地点でのドロップ量は3cmほど。
上昇量も3cm程度と上下の振れはほとんどなく、
30mまではフラット弾道と言っても良いのかな、と思います。
TM ノーマルVSR-G & TM 0.28gBB弾での想定使用範囲ということでしょうかね。
優秀な弾道だと思います。
でも、
これで満足できないのがチューナーというものです。
ここからは、
水平に射ちだした時に、射った高さに着弾するホップ回転数
をマト距離10mごとに探ってみます。
30m 225rps
40m 260rps
↓ 0.43gの時の40m 425rpmとくらべると(再掲)
0.28gの方が上昇分がすこしばかり大きいようです。
50m 300rps
上昇量は40cmほどもありますが、使いようによってはいけるのかな???
60m 360rps
上昇量が1.2mもあるので、すでに大砲のようです。
今までの実験で、現実に出せた最大ホップ回転数がこの辺りです。
(DE magpul PRO700 MIYA-VSR風パッキン & エレベーター平押しゴム)
70m 420rps
80m 480rps
もう、どこ行ったかわからないほどの鬼ホップなんでしょう。
これ以上ホップ回転を上げられても意味はないように思えるので、
次に
S字弾道にしてみます。
さきほどの60m 360rpsの弾道では、上昇量が90cm(1.2m - 射ち出し高さ0.3m)もありました。
これを1°俯角をつけて下向きに打ち出すと
下降量10cm、上昇量20cmにおさまるようになりますが、距離は50mほどまでとなります。
これだとちょっと上下の振れ幅が大きいので、
実践的には、ホップ回転数を300rpsとした時の、上下振れ幅15cm以内で40mまでのこのくらいなんじゃないかなと思います。
玉が軽い方が初速が高いので前半のホップの効果は大きくなって、上昇は大きくなり、
しかし後半は、空気抵抗によって速度の落ち方が大きくなり、またホップ回転の減衰(回転慣性力が小さい)も大きいはずなので、揚力は小さくなり落下しやすくなります。(ホップ自体の利き方も弱くなるし、飛翔時間が長くなるので重力落下量が大きくなる。)
(重力はつねに一定!!!!!なので)
ん?、
ということは、
前回0.43gは遠距離には向かないと思ったばっかりなんですが、
0.28gのほうがさらに遠距離には向かないみたいに思えました。
とすると、
やっぱり遠距離は重い玉のほうがまだマシなのかな???
追伸
”マトを狙って射つ” ということから検討してみた結果なので、
サバゲとか使い方によってはまったく違う見解になることもあるのではないかと思います。
2024年04月04日
0.43gの飛ばさせ方
実際0.43gはうまく運用できるのか?
初速は規制があるので上限があります。
ここでは66m/secに固定しておきます。
ホップ回転数は規制はないけど、現実的にそんなに高い回転数は出ない。
けど、シミュレーションだったらどこまでも回転を出せるので、どんな弾道にできるのかを探ってみます。
VSRノーマルのホップ回転数180rps程度の場合
水平射ちだしではドロップが大きいので、
仰角をつけて射ち出すしかありません。
1.5°上向きというのは、30m先のマトの中心の80cm上を狙うこととなります。
ホップ回転が全然足りません。
次に、
今までの実験にて実現できたホップ回転数のほぼ上限
320rps程度での弾道を探ってみます。
(DE magpul Pro700 + MIYA-VSR風パッキン + エレベータ水平押しゴム)
水平射ちだし。
これでも30mでのドロップ量が25cmほどもあります。
マトの真ん中に当てるためには、
仰角を0.5°つけることになります。
これは、30m先のマトの26cm上を狙うことになります。
ちなみに
遠距離狙撃用に傾斜レールというものがあります。
だいたい20MOAほど傾斜しているそうで、これは0.32°に相当します。
先ほどの0.5°は30MOAくらいに相当するので、20MOAでは、10cmほど下に着弾してしまいます。
マトまでの距離が25mくらいだとちょうど真ん中にきそうです。
ついでに
大砲撃ち(仰角20°)では、
100m届く!?のかな。
ここまでで、
”弾道は、ホップ回転数と射ち出し角度によって決まる。”ということがわかるかと思います。
実現可能なのかは置いておいて、もっとホップ回転数を上げてみたらどうなるのか?
水平射ちだしにこだわれば、
390rps出せれば、30m先のマトの真ん中を狙えます。
もっと長掛けのパッキンが使えるようになったとしても、実現できそうなのはこの辺りまでなような気がします。 ← 妄想です。
425rpsで、やっと40m。
460rpsで、やっと50m。
しかし、上昇量が大きくなって、最大で25cmほども玉が上がってしまいます。
505rpsで、やっと60m。
555rpsで、やっと70m。
上昇量は1mにもなってる。
もうすでに大砲弾道。
615rpsで、やっと80m。
これをS字弾道にすると
俯角 −1.5° で65mくらいまでしか飛ばなくなるようです。
しかも、上下の振れ幅はけっこう残ります。
いくらホップをかけられたとしても、まともな弾道が得られるのは40mくらいまでなんじゃないかな?
0.43gは遠距離には向かないみたいに思います。 ← 妄想です。
ホップ回転の揚力と重力のバランスで弾道が決まるわけで、
ホップ回転による力=マグヌス力は並進速度にも比例するため、遠くまで飛んで速度が低くなると揚力が小さくなって落ちやすくなる。
重力は常に一定なんだけど、飛んでいる時間が長いほどたくさん落ちるわけで。。。。
ホップ回転の減衰もあるので、重い玉ほどバランスを取るのは難しくなって、
前半の過剰な揚力と後半の揚力不足によるドロップで、山形になってしまうということかな。
それとも、もっと別のセッティングがあるのかな???
初速は規制があるので上限があります。
ここでは66m/secに固定しておきます。
ホップ回転数は規制はないけど、現実的にそんなに高い回転数は出ない。
けど、シミュレーションだったらどこまでも回転を出せるので、どんな弾道にできるのかを探ってみます。
VSRノーマルのホップ回転数180rps程度の場合
水平射ちだしではドロップが大きいので、
仰角をつけて射ち出すしかありません。
1.5°上向きというのは、30m先のマトの中心の80cm上を狙うこととなります。
ホップ回転が全然足りません。
次に、
今までの実験にて実現できたホップ回転数のほぼ上限
320rps程度での弾道を探ってみます。
(DE magpul Pro700 + MIYA-VSR風パッキン + エレベータ水平押しゴム)
水平射ちだし。
これでも30mでのドロップ量が25cmほどもあります。
マトの真ん中に当てるためには、
仰角を0.5°つけることになります。
これは、30m先のマトの26cm上を狙うことになります。
ちなみに
遠距離狙撃用に傾斜レールというものがあります。
だいたい20MOAほど傾斜しているそうで、これは0.32°に相当します。
先ほどの0.5°は30MOAくらいに相当するので、20MOAでは、10cmほど下に着弾してしまいます。
マトまでの距離が25mくらいだとちょうど真ん中にきそうです。
ついでに
大砲撃ち(仰角20°)では、
100m届く!?のかな。
ここまでで、
”弾道は、ホップ回転数と射ち出し角度によって決まる。”ということがわかるかと思います。
実現可能なのかは置いておいて、もっとホップ回転数を上げてみたらどうなるのか?
水平射ちだしにこだわれば、
390rps出せれば、30m先のマトの真ん中を狙えます。
もっと長掛けのパッキンが使えるようになったとしても、実現できそうなのはこの辺りまでなような気がします。 ← 妄想です。
425rpsで、やっと40m。
460rpsで、やっと50m。
しかし、上昇量が大きくなって、最大で25cmほども玉が上がってしまいます。
505rpsで、やっと60m。
555rpsで、やっと70m。
上昇量は1mにもなってる。
もうすでに大砲弾道。
615rpsで、やっと80m。
これをS字弾道にすると
俯角 −1.5° で65mくらいまでしか飛ばなくなるようです。
しかも、上下の振れ幅はけっこう残ります。
いくらホップをかけられたとしても、まともな弾道が得られるのは40mくらいまでなんじゃないかな?
0.43gは遠距離には向かないみたいに思います。 ← 妄想です。
ホップ回転の揚力と重力のバランスで弾道が決まるわけで、
ホップ回転による力=マグヌス力は並進速度にも比例するため、遠くまで飛んで速度が低くなると揚力が小さくなって落ちやすくなる。
重力は常に一定なんだけど、飛んでいる時間が長いほどたくさん落ちるわけで。。。。
ホップ回転の減衰もあるので、重い玉ほどバランスを取るのは難しくなって、
前半の過剰な揚力と後半の揚力不足によるドロップで、山形になってしまうということかな。
それとも、もっと別のセッティングがあるのかな???
2024年04月03日
S&T M40 リアルウッドの3 KAZv2 si50
ノーマルのパッキンは押し付けを強くすると初速が大きく下がっていくので、
一撃v2 シリコン50に変えてみます。
インナーバレルはVSR互換のよう。
パッキンもVSRと同じ感じ
左端がS&Tのもの。
真ん中2個がVSRノーマル、
右端2個がKAZv1ニトリル60。
S&TのゴムはVSRのより少し柔らかめな感じもする。。。
アームには電動と同じようなチクワ型ゴムが横向きに付いています。
ノーマルは柔らかくてへんつぶれていたので、普通の硬さのに交換していましたが、柔らかいノーマルに戻しました。
位置が定まらないので瞬間接着剤でアームに固定してみました。
アーム、押しゴム、パッキンの突起の位置関係
押し位置がほんの少し後ろ寄りな気もする。
強く押すとチクワがつぶれます。
抜き弾抵抗力測定
この一撃v2パッキンをVSRに組んだ時には
こんな山の形でしたが、
チクワ押しゴムのせいなのか
山の形が良くなったように思えます。
押し込み量は少なかったようで、抜き弾抵抗力が100gfに届きませんでした。
ホップ回転数測定
いつもの0.28g
抜き弾抵抗力が低いため、ホップ回転数も200rpmどまりです。
ノーマルと比べると低い抜き弾抵抗力でもそれなりのホップ回転が得られているようです。
抜き弾抵抗力が小さいので初速の落ちもほとんどありません!?
。
ん!んんん??
ノーマルの時はホップをかけると初速が低くて76m/s 0.80Jほどにしかならなかったので、全然気にしていなかったのですが、
これは!!!やばいです。。。。。
確認のため、再計測からの
初速測定
0.20g 0.25g 0.28g 0.30g 0.32g 0.43gの玉について初速を測定。
0.28gの時にピークとなり、。。。。。。
法規上の銃口から1m地点ではたぶんセーフだと思いますけどこれはダメです。組み替え必要です。
前回ノーマルパッキンでは、実測値がケーサン値よりかなり低かったのですが、
パッキン交換で、ケーサン値と実測値がかなり一致しました。
このM40の諸元で特徴的なところは、
インナバレル長 478mm ーー 長め
スプリング長220mm ーー 柔らかい長めのバネをプリロードかけて組んである。
プリロードが高い分ピストンストローク後半での押し力が高いものと思われ、重量弾に強いのでは?
と思われます。
パッキンの交換のみで初速が上がったということになりますが、
これは、押し付けゼロ、つまりノンホップでの測定なので、突起の形状は関係ないはずです。
とすると、パッキン入り口のノズルが差し込まれるところのシール性が上がったのではないかな?
シリンダはノズルを手で塞ぐと完全に密封されていて、射ったらピストンは途中で止まります。
銃口を塞いで射つと、ノーマルの時は結構漏れがあるようでした。
パッキンを一撃に換えた後は、漏れの感じはあまりなくなり、ピストンが前端に来るまで2秒くらいな感じです。
ケーサンと実測の差が大きい時は空気漏れの可能性が大きいみたいです。
弾道をシミュレーション。クリック25で0.28g。
初速は上がりましたが、ホップ回転数は変わらないため、30m地点でのドロップ量は30cmから20cmと10cmほどは上がりました。
初速を上げてもドロップ弾道にはあんまり効果はないです。
逆に言うと、初速が低くても、さほど弾道は変わらない、ということになります。
つまり、初速は低めにセットするのが得策です。
弾道に影響が大きいのはホップ回転数ということです。 ← 妄想です。
このM40は、
インナーバレルが長い系なせいか、初速はホップゼロの時が一番高く、ホップを強めていくと下がっていく傾向です。
短め系の場合はノンホップからホップをかけていくと初速が高くなり、より強くしていくと初速が下がる挙動です。
長いインナーバレルは気をつけないとオーバーしやすい気がします。
最近は短めのバレルが多かったのでうっかり忘れていた感じです。
一撃v2 シリコン50に変えてみます。
インナーバレルはVSR互換のよう。
パッキンもVSRと同じ感じ
左端がS&Tのもの。
真ん中2個がVSRノーマル、
右端2個がKAZv1ニトリル60。
S&TのゴムはVSRのより少し柔らかめな感じもする。。。
アームには電動と同じようなチクワ型ゴムが横向きに付いています。
ノーマルは柔らかくてへんつぶれていたので、普通の硬さのに交換していましたが、柔らかいノーマルに戻しました。
位置が定まらないので瞬間接着剤でアームに固定してみました。
アーム、押しゴム、パッキンの突起の位置関係
押し位置がほんの少し後ろ寄りな気もする。
強く押すとチクワがつぶれます。
抜き弾抵抗力測定
この一撃v2パッキンをVSRに組んだ時には
こんな山の形でしたが、
チクワ押しゴムのせいなのか
山の形が良くなったように思えます。
押し込み量は少なかったようで、抜き弾抵抗力が100gfに届きませんでした。
ホップ回転数測定
いつもの0.28g
抜き弾抵抗力が低いため、ホップ回転数も200rpmどまりです。
ノーマルと比べると低い抜き弾抵抗力でもそれなりのホップ回転が得られているようです。
抜き弾抵抗力が小さいので初速の落ちもほとんどありません!?
。
ん!んんん??
ノーマルの時はホップをかけると初速が低くて76m/s 0.80Jほどにしかならなかったので、全然気にしていなかったのですが、
これは!!!やばいです。。。。。
確認のため、再計測からの
初速測定
0.20g 0.25g 0.28g 0.30g 0.32g 0.43gの玉について初速を測定。
0.28gの時にピークとなり、。。。。。。
法規上の銃口から1m地点ではたぶんセーフだと思いますけどこれはダメです。組み替え必要です。
前回ノーマルパッキンでは、実測値がケーサン値よりかなり低かったのですが、
パッキン交換で、ケーサン値と実測値がかなり一致しました。
このM40の諸元で特徴的なところは、
インナバレル長 478mm ーー 長め
スプリング長220mm ーー 柔らかい長めのバネをプリロードかけて組んである。
プリロードが高い分ピストンストローク後半での押し力が高いものと思われ、重量弾に強いのでは?
と思われます。
パッキンの交換のみで初速が上がったということになりますが、
これは、押し付けゼロ、つまりノンホップでの測定なので、突起の形状は関係ないはずです。
とすると、パッキン入り口のノズルが差し込まれるところのシール性が上がったのではないかな?
シリンダはノズルを手で塞ぐと完全に密封されていて、射ったらピストンは途中で止まります。
銃口を塞いで射つと、ノーマルの時は結構漏れがあるようでした。
パッキンを一撃に換えた後は、漏れの感じはあまりなくなり、ピストンが前端に来るまで2秒くらいな感じです。
ケーサンと実測の差が大きい時は空気漏れの可能性が大きいみたいです。
弾道をシミュレーション。クリック25で0.28g。
初速は上がりましたが、ホップ回転数は変わらないため、30m地点でのドロップ量は30cmから20cmと10cmほどは上がりました。
初速を上げてもドロップ弾道にはあんまり効果はないです。
逆に言うと、初速が低くても、さほど弾道は変わらない、ということになります。
つまり、初速は低めにセットするのが得策です。
弾道に影響が大きいのはホップ回転数ということです。 ← 妄想です。
このM40は、
インナーバレルが長い系なせいか、初速はホップゼロの時が一番高く、ホップを強めていくと下がっていく傾向です。
短め系の場合はノンホップからホップをかけていくと初速が高くなり、より強くしていくと初速が下がる挙動です。
長いインナーバレルは気をつけないとオーバーしやすい気がします。
最近は短めのバレルが多かったのでうっかり忘れていた感じです。
2024年04月02日
S&T M40 リアルウッドの2 抜き弾抵抗力とホップ回転数測定
傾斜レールでは無いみたい。
リップのついたマガジンなので、チャンバー側に玉止めが必要無くて良いかも! → チャンバ新作しやすい
抜き弾抵抗力の測定
電気タマボーで。
クリックがハッキリしなくて、数字はテキトーです。
このあと分解して確認したらクリックは0~25でした。
クリックを強くして測定していくと、中間の強さを過ぎたあたりから抜き弾抵抗力がきつくなってきて、抜けにくい感じになります。
長掛けのじわーっとする重さではなくて、小突起を押しのけてはじくみたいな感じです。
アームとパッキンの間に電動風のチクワ型押しゴムが挟まっているのですが、
ノーマルのはかなり柔らかくてつぶれていました。
それを普通の硬さのものに交換したのが悪かったかも。
なんか引っ掛かりのある感じの抵抗です。
ノズル長さは適正みたいです。
ホップ回転数測定
いつもの0.28g
回転数はそれなりに出ていますが、
初速の落ちが大きいです。
ホップをかければかけるほど初速がケッコー大きく落ちてます。
クリック15で弾道をシミュレーションしてみると
ちょっと弱いかな。
0.43gも見てみる。
0.28gよりも回転数は落ちていますが、重量比ほどは落ちていないようです。
0.43g / 0.28g = 1.54
260rps / 210rps = 1.24
√1.54 = 1.24 なので、玉重量 x 回転数^2が一定かな?
球体の慣性モーメントは質量に対しては比例なので√は出てこないはず。
回転の力にだけエネルギーが使われるわけではないからだろうと思うのだけれど。
これもクリック15あたりでの弾道を見てみると
10mで10cm以上ドロップしています。
0.25gくらいまでのセッティングなのかもしれません。。。。。
つづく。。。