2024年04月01日

VSR10 Gスペックのアウターバレルが寸胴な理由

M40を射ってて、バレルとレシーバーの固定はすごく大事なんじゃないかと。
aresのM40A6もバレルがしっかり固定されるので、まっすぐ飛ぶ感じがある。

ねじ込みはいいんだけど、締まってないと軸力が出てないので、固定されていないんですよね。
ネジの山と谷の噛み合いなんてガタガタだから。
芯も出ません。

で、ふと、
そういえばVSR Gスペック、箱出し分解の時、アウターバレルとレシーバーは弱いネジロックで接着されてた!

その時は、これじゃ分解できねえべ。。。。

と思ったのですが、

チャンバー 一式は前から抜ける!
(マズルキャップはホットメルトみたいなのでかなり強力に接着されてた。少し冷めると回らなくなるので外すのすごく大変だった。)





芯出し治具を作って接着し直しですね。

チューニングするつもりが、悪くしている典型でした。反省。。。


  

2024年03月24日

BB弾に番号をふる

BBチェッカに玉を並べて

#1〜20の番号をふります。


マガジンに#20から逆順につめて番号順に発射されるように。
なるべくナンバーが上に来るようにつめたけど、上手くはいかないようで、テキトーです。



1回目
しいていえば、やや横長分布。


電子ターゲットのマト板は軟質エンビシートなので、玉にはキズがついたりしません。




回収。


2回目は、

ばらつきの小さかった順に並べて射ってみたけど
ほとんど意味なかったようで。。。

ハチワレ傾向。縦長ぽい。


数回平均しないと玉ごとの評価はできないようなので、
また番号順に並べて、マガジンに詰めて、

3回目
ばらつき気味?
玉痕が連続していなくて離れたところにあるとフライヤに見えるのかな?


同じ玉を同じように射ってるつもりなんだけど、
ばらつきは一定していない感じ。


それぞれの回で、
平均着弾位置からの距離で集計し、3回の平均でソート。

上位5発のCtoCは、最悪でも11.2mm(方向はわからないので4.11+7.13)となる計算。 ← 妄想です。

いやいや、統計処理する時には、この着弾平均位置というのが結構曲者なんでないかという気がします。
というのは、平均の位置に飛んでいく玉は少なくて、平均位置の両脇に集まる点があるみたいだから。
まともな正規分布なら平均位置に一番集まるんだけれど、そーいう感じがない。。。


特定の玉がばらつくわけでもないみたい。
下位の方の玉は毎回散ってるのがあるよう。#3と#12は3回とも大きく外れています。
この玉は何か問題が潜んでいるのかも。。。

玉の向きによって、ホップパッキンの作用、飛んでいく時の空力バランスが変わるんではないか、
を確かめたい実験でしたが、難しそう。。

そもそも、複数回の使用で不具合が出てる可能性も高いし。。。


4回目
上から10発 #19、17、1、14、5、8、18、20、10、16を選別して、
この順番に発射されるようにマガジンにつめます。

1発目がフライヤ?右上に行った。
それでも4発目までは10mm以内でしたが、5発目に16mm。。。。
結果はフライヤが2発ある???
2発以外はほぼワンホール。



ターゲットのエラーで7発しか取れなかった。

この方法では、フライヤを排除できなかったようです。


結果というほどのものが得られませんでしたけど、
せっかくたくさん射ったのでまとめてみました。

射つより、玉を並べるのが、なかなかに大変。


なんかやり方間違ってると思います。。。。。。。
  

Posted by C.A.M. at 11:18Comments(0)BB弾VSR10電子標的

2024年03月23日

BB弾を均す!?

この前射った0.43gの玉をダイヤルゲージで測ってみました。

一つの玉の直径の何点かを測ったところ、5.94~5.95mmくらいな感じで、直径のいびつは0.01mmくらいなのかも。 ← 妄想です。


この玉たちをBBチェッカーの穴の中でぐりぐり回しました。

BB弾の出っ張ったところがチェッカーに当たって傷になる ---> すこし削れる? --> 真円度が上がる!? ← 妄想です。
そして、チェッカーを持ち上げると、つっかえりのある玉はチェッカーの穴にはまって、いっしょに持ち上がります。
下に残った玉をグループ1(画像右側トレイ)。
チェッカーに残った球をグループ2として区別してみました。



前回のターゲット結果はこんな感じでした。


まず、グループ1を射ちます。



着弾はマトのやや右側


マトに当たった玉は下に落ちています。
マトに当たった位置よりさらに右によってる感じ。

つづいて、グループ2。

う〜ん差があるようには感じない。。。。


グループ1と2を同時集計

青がグループ1
赤がグループ2

よくみてみるとグループ1は左にそれた玉が少ないのかな?

数字で見てみると
前回のσが x:7.6、y:6.1 にたいして、
グループ1(選別)は x:4.8、y:5.1、
グループ2(はね出し)は x:8.0、y:6.0と
選別のは良くなってるのかな???

データ数が少ないので、たまたまかもしれません。

実験の仕方としてはどうなんでしょ?

玉の表面形状と着弾位置のばらつきのデータとしてはハツモノかな。。。。。。

選別したものをダイヤルでもう一回測ってみてはいるんですが、集中がたりないというか、あんまり真剣にやっていないというか、
測定値はグリグリ前と差があるようにも思えませんでしたし。。。。


この玉使ってみれ!
おー、これすっごく丸いっすね!

みたいな玉を 誰か ください。

そうすればまじめにデータ採れるかもしれません。




  

Posted by C.A.M. at 16:26Comments(0)BB弾VSR10電子標的

2024年03月20日

KAZv3H まとうち

ホップ回転数を測って、、、

やっぱり 射ってみないと。


VSRにもモノポッドを付けたけど



三脚状態で狙点を少し動かすのって意外に難しいです。
かまえのチカラ加減でストックがグニャグニャして 狙点が動く。。。



距離7.5m。


ターゲット

0.28g


0.36g




タマモニロガーの玉重量設定画面

0.43g



集計


ホップ回転数はちょっと前に測定した値を使用して、初速と飛翔時間と着弾高さから空気抵抗係数と揚力係数をケーサン。
0.28g

ケッコーなハチワレ傾向あり。

0.36g

0.28gよりもまとまってるよう。

0.43g

まとまりが良くなったようなのですが、横へのフライヤが多め?

空気抵抗係数、揚力係数とも高めに出ました。
といっても、
バレルが上向いている疑いがあるため、絶対値は当てになりません。


なので、
弾道計算で比較してみます。

0.28g
これだと7.5m地点は見にくいので、撃ち出し高さの設定を変更。

弾道高さは25mmと求まりました。

同様に0.36g、0.43gの時の弾道計算高さを計算して、
実験値と比較。

絶対値が2〜3cm違っているので、変化を比べてみます。

測定値の方が変化が大きいことから、
もしかすると揚力係数が大きめなのかもしれない疑惑が浮かんできました。 ← 妄想です。


集弾性に関しては、
玉の重さによって集弾パターンが違ってくるような気がしました。
玉がホップパッキンから抜け出す時のチカラ加減が変化するんだと思います。
(ホップ回転数が変化しているんだから抜け出し時の状態は間違いなく違っているはずです。)

玉の重さによって
左右の平均位置が変化してしまっているのは、パッキンの組み方が傾いているせいじゃないかな。
チャンバは思った以上に精密さが必要な気がしてきました。
(重い玉の方が慣性による直進力が強いはずなので、パッキンゴムの左右の不釣り合いな力にも強いのかも?)  

2024年03月05日

KAZv3 Si50 Heavyの2 0.36g 0.43g


重量弾のホップ回転数を測定するため、0.36gと0.43gにマーキングしました。



コレは、

P1140188.jpg



前回の0.28gの測定値。


パッキンの商品説明によると

ヘビーは0.36g以上ということのようなので、


P1140236.jpg



0.36gの測定値と



P1140281.jpg



0.43gの測定値。


年寄りにはけっこーキツいボルトアクションエアコッキング。
1回のコッキングに必要なバネを縮めるエネルギーは、3ジュール弱。
100回で300ジュール。単位換算すると72カロリー。食品とかで言うカロリーはkcal(キロカロリー)だから、
0.072kcal。1日食べる量が2000kcalとか言われているから、エネルギとしては微々たるものなんだけど。
(実際はボルトを引くために身体を動かさなくてはいけないから、そのエネルギーの方が大きいんだと思う。)
(あと、摂取した食品のエネルギーは体温維持にかなりの量が使われるんではないかな?)

ま、
力が足りないわけではなくて、後で腕とか肩とかの筋が痛くなる。
構造材の劣化ですね。


話がそれました。



グラフに並べてみると、

思ったより、玉が重くなっても回転数は低くならない??


抜き弾抵抗力で見てみても。

クリックが摩耗してきたのか、ハッキリしないのと、耳が悪くなったのか?どーもクリック2だか3だか4だかわかんなくなることがあって、
そのせいでクリックと抜き弾抵抗力の関係が変化してしまっているかもしれません。
。。

0.28g + 0.08g => 0.36g + 0.07g => 0.43g

0.36g / 0.28g = 約1.3倍
0.43g / 0.36g = 約1.2倍
0.43g / 0.28g = 約1.5倍

玉の重さの関係はこんな感じ。


そういえば、
ホップ回転数測定を始めた1回目の測定でも、

固定ホップの10禁電動ハンドガンでの実験だったので、いろいろなホップ回転を測定するために玉の重さを変えて測定しました。
この時、軽い玉ではホップ回転数は大きく変化したけれど、重量弾側では変化が小さかった。

2回目のVSRの実験でも、

同じ傾向。

最近は0.28gでしか測定をしていなかったので、忘れていたけど。。。


回転のエネルギー(E=Iω^2 I=2/5mr^2)は質量mに比例。角速度ωの2乗に比例するため、理屈の上では、玉の重さが2倍になったら回転数は1/√2になるはず。
玉を押すエネルギーは、回転力だけではなくて、玉そのものを移動させるエネルギーにも使われるはずだから、そんなもんなのか?? ← 妄想です。

0.28gと0.43gは1.5倍違うから、回転エネルギだけで計算すれば回転数は1/√1.5 = 1/1.22くらいになるはずなんだけど、
1/1.12くらいになってる感じ。
この辺、後でじっくり考えてみよう。



で、
測定値からの弾道推定。
(カラス海岸さんのページを利用させていただいています。ありがとうございます。)

0.36g クリック5 では、

抜き弾抵抗力260gf で、66.5m/sec 325rps。
30m地点でのドロップ量6cm


0.36g クリック7に強めると

抜き弾抵抗力350gf で、62.9m/sec 350rpsと回転は上がりますが、初速が低下しています。
30m地点でのドロップ量4.5cm

差は1.5cm。 コレを大きいとみるか、同じと見るかは使用状況によるんでしょうかね。




続いて、
0.43g クリック5

抜き弾抵抗力300gf で、55.4m/sec 298rps。
30m地点でのドロップ量70cm。

VSR Gスペックのノーマルのシリンダ仕様では0.43gの玉を飛ばすには無理があります。
感覚的には0.3〜0.32gくらいまでではないかな。
30mまでだったら0.36gでも良いのかな?

具体的には初速が低くなってしまい、発射時のエネルギが低いです。 ー>効率が悪くなってる。


仮に初速を法規ギリギリのエネルギまで上げられたとしても

30m地点でのドロップ量30cm。

ドロップ量はまだかなり大きいです。
ホップ回転数が足りないものと思います。


また、0.43gの玉をギリギリのエネルギにまで上げられるセッティングにした場合、
軽い玉を使った時にジュールオーバーしてしまうことが多々あるために、正しいチューニングはとても難しいです。

パッキンだけ変えて重量弾に対応は無理なので、シリンダを含めたセッティングが必要になります。
上級者向けと言うのはそういうことですね。

  

2024年03月04日

KAZv3 Si50 Heavy (0.28g)

つづけて、最近発売になった 
宮川ゴム 一撃v3 ヘビー シリコン50 重量弾用 を測定してみます。


ホップ突起が横幅がわずかに狭く、長手方向がレギュラーの2mmから3mmに長掛け化されたみたいです。
(図中、v2になってますが、ただしくはヘビーはv3のようです。)


組み込み。
VSRノーマルの二爪のアームでは長掛けパッキンを平らには押せないと思いますが、
とりあえずそのまま組んでみます。

抜き弾抵抗力測定。

前回のレギュラーと比べて抜け側が長くなっています。
抵抗力自体(山の高さ)はほぼ同じ感じです。

レギュラーは

こんなでした。
入り側はほとんど同じみたいです。



ホップ回転数測定。というか高速ストロボによる撮影。


ホップクリック4段ごとに8発づつ測定。




ピンクがv3ヘビー、赤がv2レギュラー。

ほんのわずか回転数が上がったようですが、レギュラーとほとんど同じ結果になったようです。

やはりノーマルの二爪レバーでは、一番高いところを支点にして、ホップ突起が倒れるようによけてしまうんではないかと思われます。
長掛けのように玉がパッキン上で転がっていないんだと思います。




公式ではエイチくんを使うと良いようですが、持っていないので、
MIYAーVSRに付いてきた押しゴムを使います。
二爪の間が爪先端とほぼ同じ高さで平らになります。


抜き弾抵抗力

まるで違う山形になりました。
長かけっぽい形です。
押しゴムの厚みが大きすぎたようで、クリックゼロでもかなり強く、クリック7で玉詰まりしそうな抵抗となりました。
玉の真上の逃げが無いために抵抗が大きくなるんだと思います。


ホップ回転数測定



ホップクリック1段ごとに8発づつ測定。

ピンクが押しゴム有り、赤はノーマルのホップレバーそのまま。(玉は0.28g)

しっかり長掛け化したようです。
ホップクリック4〜5くらいまでは初速はさほど落ちませんが、6〜は苦しそうな感じになります。
クリック7で400rpsに届きそうですが、ホップ回転、初速ともばらつきが出てきているようです。

ホップクリック数で見ると、押しゴム有りは同じクリック数だと回転数がかなり高く出ています。
抜き弾抵抗力についてのグラフで見ると少し傾きは違っていますが、どちらも抵抗力とホップ回転は比例の関係があることがわかります。

あと、
パッキンとアームの形状はセットで考える必要があるのではないかと思います。 ← 重要  ← 妄想です。




クリック5での弾道をカラス海岸さんのページで確認。

0.28g クリック5 で、抜き弾力250gf  初速77.9m/sec ホップ回転数 325rps。

最大50cmほどの上昇弾道。50m地点でほぼ撃ち出し高さに一致。
同条件で少し俯角(0.65°)をつけて撃ち出せば、

40mまでまぁまぁフラットでいけそうです。

玉の重さが変わるとホップ回転がどのくらい変わるかは、玉がパッキン内にあるときにどのような圧力を受けてどんな運動するかで決まりますが、これは簡単な方程式で求まるものではなくて、いちいちシミュレーション計算しないといけないので、大変です。


このホップパッキンは重量弾用とのコトなので、0.28gだけではなくてもっと重い玉できちんとデータを採ってみたいですね。






  

2024年03月03日

KAZv2 Si50

ひさしぶりのホップ回転数測定です。
今回は、宮川ゴム 一撃v2 シリコン50 を測ってみます。



測定の前に
装置のあちこちの水平を合わせてみました。

カメラの高さが少し高かっただけで、あとは大体合ってました。


VSRノーマルを再測定して思い出すところから。

まずは抜き弾抵抗力の測定。

stackM5とサーボとロードセルを使って、高速ストロボ装置にボルトオンできるようにしました。


玉の動かし方を工夫して、ノズルの位置を検出できるようにしました。


以前、測った時は

最大が160〜170gfでしたが、

今回は、
ゴムが古くなったのか?、気温が低いせいなのか?

最大が130gfくらいです。


なので、
ホップ回転数も低めの測定値でした。(玉は0.28g)

以前は最高200rpsくらいは出ていたのですが。

でもまぁ、
そう大きくは変わっていないようなので、本題の実験に入ります。



宮川ゴム 一撃v2 シリコン50 に組み替えます。

パッキン交換する時はアーム、クリック周りはバラさずにネジ2本抜けば、換えられます。
パッキン以外はVSRノーマルです。


抜き弾抵抗力は

ノーマルとは山の形が違うようです。
ノーマルは円形断面ですが、一撃は跳び箱型で角張っているためか?抜け側の角度がゆるく長くなっているようです。



低い抜き弾抵抗力にもかかわらず、ホップ回転数は高めに出ています。(玉は0.28g)
ゴムの材質のせいなのか?、形状のせいなのか?
初速が2m/sほど高くなったみたいです。


シリコンゴムは寒くてもしっかり仕事してくれるのかな???


カラス海岸さんのページで弾道確認。


15クリック 0.28g で 83.4m/sec 223rps。

30m地点での着弾高さはマイナス2cm。ほぼ30mフラットですね。



つづく
  

2023年10月14日

ARES AMOEBA Striker AS-01 Gen.2の5 ホップ回転数測定

ホップ回転数を測ります。

測ると言っても、秤のようなものではなくて、
玉の写真を撮って回転角度を読み取り、回転数に換算するというめんどくさい手順が必要なので、
リアルタイムで測定値を得られないのが悩みどころです。


VSR以外のテッポーをきちんと固定したのは初めてのこと。


今回から、撮影の合間に抜き弾抵抗力をその都度測ることにしました。
どーも温度や何かのコンディションで抵抗力は変化しやすいようなので。
あとは、他の条件での測定値を比較するときにホップクリックとかネジの戻し量とかでは比較ができないので、共通の物理量として使います。


ホップネジを一番締め込んだところから1.25回転戻しのときの抜き弾抵抗力の測定値。


玉は0.28g。

4回転戻しがホップ最弱ですが、まだパッキンが少し触るようでノンホップとはなりません。
なので、玉ポロもしません。

1.25回転戻しよりホップが強い方では初速の低下が大きくなり、0.75回転戻しくらいが限界のようです。もう玉詰まりしかかっています。
(初速のムラが大きくなっている。)
これ以上強くすると玉詰まりして発射されません。


抜き弾抵抗力の測定結果より、


抜き弾抵抗力とホップ回転数のグラフとします。

300gf以上の抜き弾抵抗力でもホップ回転数は高くなっていますが、初速はかなり低下しているので、
弾道としては良くないんじゃないかな???
遠くに向けて射っていないのでわかりません。。。

抜き弾抵抗力が10gfとごくわずかでも、ホップ回転数は結構出るようで90rpsくらいになっています。
0gfの時は0rpsのはずなので、この微妙な領域では回転数が安定しにくいのではないかと思われます。





比較用にVSRも測定。
これにも同じTNバレル280mmが組んであります。




最大回転数は200rpm弱なので、あんまり重い玉には対応できません。(たぶん0.28g上限なメーカーセッティング)
ホップクリック0〜20の調整範囲では初速の変化はほとんどありません。


TNバレルのせいか以前より抜き弾抵抗力が低くなっているようです。
しばらくホップクリック15固定の状態になっていたためか、パッキンにクセがついているんじゃないかな?
クリック12の時の抵抗力が強すぎる気がする。← 妄想です。



抜き弾抵抗力とホップ回転数のグラフ。





VSRとの比較



VSRのは過去に測定したものも重ねておきました。夏と春ではちょっと特性が違っている。
今回の秋のはバレルが違うから、なんとも言えない。。。

AMOEBA Strikerはシリンダのストロークが短いので、加速ポートの時とおなじように圧力の上がりが早くなるようで、
VSRと比べて、ホップ回転数は高くなる(できる)ようです。




  

2023年10月09日

加速ピストンの5 TNバレル

ちょっと前までは、バレル内を玉が進むときは玉のまわりの隙間に生じる圧力で中心に保持されるような働きがあり、内面にはほとんど接触しないものと思っていました。
空気の粘度が低すぎてほとんど期待できないような………

が、
ホップパッキンに押さえられている時には玉は中心になく、またパッキン脱出時にはじかれるような力が働くんだとすると 進行方向以外の速度成分があるのは当然なのかと思われます。

で、
その集弾のばらつきの原因となる速度成分はバレル内に衝突しながら減衰するという理論がシキノさんのところに書かれてあります。

ということから、
バレル内面の仕上がりによって集弾性に影響があるのかな?と思い始めました。

話がそれました。



オカイモノ


Amazonを見ていたら、

このバレルが半額くらいで安く出ていました。
本来は高いヤツ?

テフロン系のコーティングがされているようです。
玉棒で触ってみると、確かにツルツルスベスベな感じ。

長さは280mmで、Gスペックノーマル比マイナス23mm。
初速が低くなる訳ですけど、この程度の差ではたいした低下ではないはず。


それより、
ホップ回転はゴムでグリップする上側とスリップする下側の摩擦抵抗の差で起きる訳だから、
下側、つまりバレル内面の摩擦係数が小さい方が効率よく抜き弾抵抗力をホップ回転力に変換されるはず。 ← 妄想です。

なかなかよく仕上がっているので、下手にいじらずそのまま組み込みます。←珍しい。

あ、外径が少し細めなため、テープを一枚巻いて組みました。




抜き弾抵抗力の測定。


ホップクリックは15。

ノーマルバレル

144gf。

TNバレル

111gfと小さくなっています。

厳密には内径がφ6.08からφ6.04と0.04mm小さくなっているため、
ホップパッキンから見て、バレル底面が0.02mm上がっていることとなり、
ホップクリックが15.5相当となっているはずです。

にもかかわらず、
抜き弾抵抗力が小さくなっているのはコーティングの滑りの良さが効いているのかな?



ホップ回転数ソクテー

前回のデータと比較できるように
プロスナイパーのバネとGスペックのバネ、ノーマルのピストンと加速ピストンの4通りの測定をしました。

プロスナバネ+ノーマルピストン


プロスナバネ+加速ピストン

15発ずつホップ回転数を測定。
Gスペックバネも同様に。




ケッカ

測定値は、
初速とホップ回転数は関連性がないので、単に分布としてのグラフです。

前回のノーマルバレル+ノーマルピストンの時はプロスナバネもGスペックバネもほぼ同じホップ回転数でしたが、
今回は少し差があります。
加速ピストンにするとホップ回転数が高くなるのは、前回と同じです。
今回は、プロスナバネの方がホップ回転数が高くなりました。


ノーマルバレルからTNバレルに変えた時の変化の様子のグラフを描いてみました。

初速は2m/secほど低くなっています。

ホップ回転数は高くなりましたが、
Gスペックバネ+加速ピストンでは頭打ち?なのか前回と変わらず。。



データ数が少ないのとホップ回転数はばらつきが結構あるようで、まだ結論づけはできませんが、
バレル内面の滑りの良さは高いホップ回転を得られるようです。
  

2023年10月08日

加速ピストンの4 ホップ回転数


ボルトシリンダはストックを外さなくても交換可なように細工してあります。




しばらくの間長机に常設して、ホップ回転数実験をやりやすくしておきます。
今まではパソコン机の前側にセッティングしていたので、1セット採るたびに どかしていたりで。。。


椅子に座って真後ろからコッキングできるので楽になりました。


抜き弾抵抗力もここで測れるので、回転数測定の前後に記録しておくことにします。



バックの黒フェルトもオッケー。



日時、気象や初速のデータはタマモニでログ。



回転数画像解析もここのところ調子が良いみたい。




プロスナイパーのバネとGスペックのバネ、それぞれにノーマルのピストンと加速ピストン(+30mm)の4通りの仕様でのホップ回転数を15発ずつ測りました。
ホップクリック数は15で、抜き弾抵抗力は約140gf(MAX)です。
気温は約23℃。

ノーマルピストンでは、プロスナイパーのバネもGスペックのバネもほとんど同じで177rpsほど。

加速ピストンにするとホップ回転数は高くなりました。
プロスナイパーバネでは、189rps(+12rps)。
Gスペックバネでは、194rps(+17rps)。

やはり加速ポートでピストンの速度を上げることで、ホップ回転数は高くなるようです。