2024年03月19日
電子ターゲット1号機の苦行
7インチのLCDモジュール(黄色基板)が結構な電気食いで、5V必要なため、2セルのリポ7.4Vを使っていました。
7.4Vからレギュレータで5Vにおとして....と結構効率が悪いし、充電器は内蔵できなかったりで、
あんまり良いものではありませんでした。
リチウムイオン充電乾電池18650とiP5306充電ブーストモジュールを使えば、
充電もできるし、5Vの出力が得られるし、DC-DCなので効率も良いし、電池の残量表示LEDまでついてる。
ということで、電源部がいっきにシンプルになりました。
iP5306は、もともとモバイルバッテリー用のICのようなので負荷を自動検出して5Vブーストが入るようになっているのですが、
ちょっとくせのある動作なので、充電モジュールの出力側にトグルスイッチをつけて、オンオフすることにしました。
これでケースの蓋を閉めることができるようになったので、
塩ビマト板への固定金具を作って
電子ターゲット1号機完成しました♪
と
ここが2023年11月の終わり頃。
1号機がカタがついたので、勢いがあるうちに2号機の製作に入ります。
1号機は有り合わせのマイコンを使ったためにいろいろ妥協が多かったのですが、
2号機は数値演算プロセッサ付きのPIC32MKを使い、計算の高速化を図ります。
マキタのバッテリで動く充電ハンダゴテ。とても使い勝手が良いです。
2号機は順調に出来上がってきて
2024年になって、
地震とかいろいろありましたが、だいたいできました。
ところが、ここでしばらく放置してあった1号機の電池が完全に干上がってしまっていました。
データシートでは待機電流は50uAほどのはずなのに、どうやら6mAほども流れているみたいです。
これでは半月ほどでバッテリーが空になってしまう計算です。
自動オンの設定のせいかな?と思い、
I2C設定用にPICを追加してみたりしたのですがダメ。
よーく見てみると
コンデンサの隙間にはんだクズ???
なんかこの辺にハンダゴテを当てたら、0.50uAの待機電流になりました。
モジュールの不良というか品質管理の問題だったみたいです。
これで解決と思いきや、
どーも調子がおかしい。
なんかの条件でI2Cの起動に失敗してフリーズしてる???
そうするとPICが再起動ループしてしまって、わけがわからない。。。。
ソフトの不具合だと思ってデバッグやアルゴリズム変更していたのですが、そのうちうんともすんとも言わなくなること多々。
ここでやっとオシロで見てみたのですが、なんだかSDAのHレベルが2ボルト程度と低くなってる???
結局ICの破損だったようで、ICを付けかえて、
直りました。
I2CのSCLもSDAもHレベルはしっかりバッテリ電圧となりました。
もっと早くにオシロで見てみればよかったのに。
プログラムってミスるのが当たり前だから、バグが出るとまずはソフトを疑ってしまうんですよね。でもこの段階で見えない電気を見ておくとハードの不具合ならすぐに見つかるし、そうでなくてもソフトのせいで動きがおかしいところも見つけられるんですよね。
結局はiP5306モジュールの不具合でした。
I2C追加とか必要のないことをいろいろやってしまってとても時間がかかってしまいました。
18650リチウムバッテリー&iP5306充放電ブーストモジュールは5V2Aの出力があり、充電、低電圧ストップ、過電流保護、バッテリ残量表示など、付いていてなかなか良いものかと思います。
一つ注意点は過放電保護機能は無いようなので、保護回路なしの18650を使う時には保護回路を追加しておかないと、
低電圧でブースト5V出力はオフしますが、そのあとも自動オンのための待機電流は流れ続けるようでバッテリが干上がってしまいます。
あとこのモジュール互換品も多々あり、I2C機能が無いものもあるようなので、なるべく本物のiP5306が載ったものを購入したいところですが、どれが本物なのかさっぱりわからないのがネックです。せっかく良いシナもののようなのに残念です。
7.4Vからレギュレータで5Vにおとして....と結構効率が悪いし、充電器は内蔵できなかったりで、
あんまり良いものではありませんでした。
リチウムイオン充電乾電池18650とiP5306充電ブーストモジュールを使えば、
充電もできるし、5Vの出力が得られるし、DC-DCなので効率も良いし、電池の残量表示LEDまでついてる。
ということで、電源部がいっきにシンプルになりました。
iP5306は、もともとモバイルバッテリー用のICのようなので負荷を自動検出して5Vブーストが入るようになっているのですが、
ちょっとくせのある動作なので、充電モジュールの出力側にトグルスイッチをつけて、オンオフすることにしました。
これでケースの蓋を閉めることができるようになったので、
塩ビマト板への固定金具を作って
電子ターゲット1号機完成しました♪
と
ここが2023年11月の終わり頃。
1号機がカタがついたので、勢いがあるうちに2号機の製作に入ります。
1号機は有り合わせのマイコンを使ったためにいろいろ妥協が多かったのですが、
2号機は数値演算プロセッサ付きのPIC32MKを使い、計算の高速化を図ります。
マキタのバッテリで動く充電ハンダゴテ。とても使い勝手が良いです。
2号機は順調に出来上がってきて
2024年になって、
地震とかいろいろありましたが、だいたいできました。
ところが、ここでしばらく放置してあった1号機の電池が完全に干上がってしまっていました。
データシートでは待機電流は50uAほどのはずなのに、どうやら6mAほども流れているみたいです。
これでは半月ほどでバッテリーが空になってしまう計算です。
自動オンの設定のせいかな?と思い、
I2C設定用にPICを追加してみたりしたのですがダメ。
よーく見てみると
コンデンサの隙間にはんだクズ???
なんかこの辺にハンダゴテを当てたら、0.50uAの待機電流になりました。
モジュールの不良というか品質管理の問題だったみたいです。
これで解決と思いきや、
どーも調子がおかしい。
なんかの条件でI2Cの起動に失敗してフリーズしてる???
そうするとPICが再起動ループしてしまって、わけがわからない。。。。
ソフトの不具合だと思ってデバッグやアルゴリズム変更していたのですが、そのうちうんともすんとも言わなくなること多々。
ここでやっとオシロで見てみたのですが、なんだかSDAのHレベルが2ボルト程度と低くなってる???
結局ICの破損だったようで、ICを付けかえて、
直りました。
I2CのSCLもSDAもHレベルはしっかりバッテリ電圧となりました。
もっと早くにオシロで見てみればよかったのに。
プログラムってミスるのが当たり前だから、バグが出るとまずはソフトを疑ってしまうんですよね。でもこの段階で見えない電気を見ておくとハードの不具合ならすぐに見つかるし、そうでなくてもソフトのせいで動きがおかしいところも見つけられるんですよね。
結局はiP5306モジュールの不具合でした。
I2C追加とか必要のないことをいろいろやってしまってとても時間がかかってしまいました。
18650リチウムバッテリー&iP5306充放電ブーストモジュールは5V2Aの出力があり、充電、低電圧ストップ、過電流保護、バッテリ残量表示など、付いていてなかなか良いものかと思います。
一つ注意点は過放電保護機能は無いようなので、保護回路なしの18650を使う時には保護回路を追加しておかないと、
低電圧でブースト5V出力はオフしますが、そのあとも自動オンのための待機電流は流れ続けるようでバッテリが干上がってしまいます。
あとこのモジュール互換品も多々あり、I2C機能が無いものもあるようなので、なるべく本物のiP5306が載ったものを購入したいところですが、どれが本物なのかさっぱりわからないのがネックです。せっかく良いシナもののようなのに残念です。