2022年09月19日

ホップ回転数測定の4 ショートバレル

VSRのホップ回転数測定を発展させるため、新たなインナーバレルを作ります。

ほんとはノーマルベースで作りたいのですが、ノーマルに戻せなくなると基準が無くなってしまうため、別のもので。
材料はVFCガスブロ用の150mmを使います。
内径はφ6.05くらいなので、VSR純正よりも0.03ほどタイトなようです。

ホップ回転数測定の4 ショートバレル
マルイの寸法マンガを描いて、


旋盤で、
ホップ回転数測定の4 ショートバレル
二面幅の前側エッジを基準にして、加工。
ミゾ掘りと端面加工。

ホップ回転数測定の4 ショートバレル
二面幅の垂直を出して、


ホップ回転数測定の4 ショートバレル
ホップ窓加工。

ホップ回転数測定の4 ショートバレル
できました♪

上は純正303mm。
ほぼ同じにできたはず。

右は元々のホップ窓部分の残骸。
長さはなりゆきで137mmとなりました。


ホップ回転数測定の4 ショートバレル
組み立て。
パッキンは純正を使用。
外径が少し緩いので、カプトンテープ使いました。
ハンドガン並みの短さです。



ホップ回転数測定の4 ショートバレル
アウターバレルはそのままなので、20cmほど引っ込んだところがマズルです。
キャップは無しで運用します。


ストロボ装置は、、、
ホップ回転数測定の4 ショートバレル
ちょっと使わないでいるとこの有様。
また準備が大変です。

というか、
もうちょっと銃に装着できるような身軽な感じにしてVSR以外のエアガンでも測定できるようにしたい。。。。
にしてもエアガン本体の固定は必須なんだけど。。。


ホップ回転数測定の4 ショートバレル
バレル内の計算では0.28gの玉で67m/secと出ていましたが、


ホップ回転数測定の4 ショートバレル
53〜60m/secとなりました。
純正バレルでは、ホップによって初速の変化はほとんどありませんでしたが、
これはショートバレルの特徴がはっきり出て、ホップを強くしていくと初速が上がっていきます。

これはたぶん、
抜き弾抵抗力が強くなるため、玉がパッキンを抜けるのに高い圧力が必要になります。
それにより、ピストンがより進んだ位置まで来てから、玉がパッキンを抜けるようになります。
玉が抜ける時の速度は3m/secからせいぜい5m/sec程度なので、初速の差ほどは違わないみたいです。
そうすると、
抜けてから、玉がバレル内で空気圧によって加速されますが、ショートバレルでは、まだピストンに余力があるうちにマズルから玉が出てしまいます。
つまり、スタートから玉にかかる圧力が高くなるので、平均圧力が高くなる = 加速力が大 ということかな???  ← 妄想です。



ホップ回転数測定の4 ショートバレル
ホップクリック数とホップ回転数


ノーマルとの比較
ホップ回転数測定の4 ショートバレル
ほとんど同じ。
だけどやや高めとみることもできる??



この実験は、
ホップ回転数がパッキンから出た後にインナーバレルの影響を受けるのか?
っていうのを調べる目的でした。

とりあえずは、
パッキンを出てからの長さが半分以下になっても さほど回転数に違いはでていないようです。


あと、これは
高速ストロボ撮影する際、速度が遅い分、長い時間を撮影することができるので、回転角度が大きくなって測定誤差に効いてくるかと。

ハイスピードカメラだったら、たくさんのコマ数が撮れるはずなので解析しやすくなるかと思います。






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